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IPMate-PCI-VX2評価システム構成例紹介
. 更新 : 平成14年12月20日
クリックで拡大写真↓
・今回作成した評価システムの概略図です。
 (ホームページに公開するために、情報は縮退しています。)
・2枚のIPMate-PCI-VX2と、Marvell-PHY-DaughterCardを使用しています。
・図中、上のIPMateのFPGAに評価ターゲットを実装し、下のIPMateに評価ターゲットを終端するためのGeneratorとCheckerを搭載しています。
・Generator/Checker側のボードは、単体で10/100/1000Mのネットワークアナライザの機能を持っています。
・Generator/Checker側のボードです。
・IPMate-PCI-VX2にMarvell-PHY-DaughterCardと市販SODIMM-SDRAM(128MByte)を実装してあります。
・FPGAの上側の2つのPMCコネクタが実装してあります。
・FPGAの下側の上段に100pinフラットケーブル用コネクタが実装してあります。
・PMCコネクタと100pinフラットケーブルコネクタにより、PCI32バスとは別に、基板間で155pinの接続を確保しています。
・PMCコネクタの拡大写真です。
・AMP社120521-1コネクタを実装しています。
 (対向側は120527-1)
・2個のコネクタとFPGA間で81本の接続があります。
・PCIスロットの64bitバス時に拡張となる側の信号を経由しているコネクタに、ヒロセ(HIF6A-100DA-1.27DSA)を搭載しています。
・FPGA間と74本の接続があります。
・下側のコネクタのランドには、PCI32bit用の信号が経由しているため、開放のままとなっています。
・PCI32用の信号も、PCI以外の目的に、ユーザが自由に定義できます。
・Generator/Checkerボードとターゲットボードを接続するための延長コネクタ(PMCコネクタ)です。
・レアボードからコネクタ部分を切り取って特注に対応しています。
・PMCの延長コネクタを2段重ねた写真です。
・この延長コネクタを2段挿入することにより、基板間に33mmの間隔を確保しています。
・IPMate-PCI-VX2のレアボードを切り抜いて作成しているため、パターンのバリによるショートの有無を確認したときの顕微鏡写真です。(8倍)
・基板断面を拡大した顕微鏡写真です。(20倍)
・#1000番の砥石で研磨することできれいにバリがとれています。
・8層基板であることがわかります。
・層間隔は基板中央に対して上下シンメトリックですが、均等ではないようです。
 推測ですが、薄い板の張り合わせ枚数によって、トータルの基板厚を調整しているのでしょう。
 (GND層とでインピーダンスマッチングを行うときは、基板屋さんとの打ち合わせが必要ですね。)
・ヒロセ(HIF6A-100DA-1.27DSA)のコネクタに挿入して2枚のIPMateを接続し、電源および74本の信号の受け渡しを行います。
・50pinのノーマルピッチフラットケーブルを2枚平行して連結しています。
・PCI64の拡張側のピンに平行定義されたピンを2枚の基板間の信号の受け渡し用として使うため、マザーボードとの接続をPCI32bitだけにするための引き延ばしボードです。
・サンハヤトのユニバーサル基板のシートコネクタ部分を切り取って、最短の接続となるようにしてあります。
・引き延ばしボードの拡大写真です。
・Generator/Checker側となるIPMateに延長コネクタ、引き延ばしボードを実装した状態の写真です。
・2枚の基板を安定固定するためのスペーサです。
・20mmスペーサ + 10mmスペーサ + 3mmNutで33mmの間隔を確保しています。
・2枚の基板をスタックさせた写真です。(PCIコネクタ側からのView)
・2枚の基板をスタックさせた写真です。(PMCコネクタ側からのView)
・PMCコネクタ部分の接続の拡大写真です。
・2枚の基板をスタックさせた写真です。(斜め下からのView)
・スタックの状態がよく判ります。
・2枚の基板をスタックさせた写真です。(上からのView)
・スタックさせた基板をOpenRackに実装した写真です。
・引き延ばしボード分、評価基板が底上げされ、かつ、ボードの重さで不安定となりますので、基板固定部分を専用に制作実装してあります。
・フレームの土台は玄人志向の"ど根性試し用まな板"です。
・余談ですが、この最近、事務所にはOpenRackタイプのパソコンが氾濫しています。
・評価ボードと汎用ボードがそれぞれの高さの基板固定部分で固定されています。
・横からの写真です。
・斜め後ろからの写真です。
・フレームはL字金具で固定されており、基板もしっかりと固定されています。
・評価ボードとMotherBoardとの接続箇所の写真です。
・フラットケーブルが前面の基板のPCIのシートコネクタ部分を迂回してヒロセ(HIF6A-100DA-1.27DSA)のコネクタに接続されています。
・固定部分が2段になっているのが判ります。
・手前にAGPボード、奥側に評価ボードが実装されています。
・固定部分の拡大写真です。
・制御ソフトウェアを立ち上げて、Snifferとの間で接続確認を行っている写真です。
・ソフトウェアは有限会社スペースソフトの制作です。
・Generator/Checker側の制御画面です。
・解説は割愛します。じっくりと見て推測して下さい。
 
IPMate-PCI-VX2ボードは、一見、単なるPCI評価ボードのように見られがちですが、創意、工夫で色々な使い方が可能になります。
姉妹品であるIPMate-ARMINT-VX2につきましても、ARM社のIntegrator/APボードに実装するだけのボードではなく、同じく創意・工夫でその適用用途は無限に広がります。
これらのボードを適材適所に使い分け、皆様の研究・開発・評価に費やされる費用、工数の削減にお役に立てればと願っております。


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